昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-07-17から1日間の記事一覧

湿り気ある夏

しめった夜の匂い、花火の火傷で、ケロイドになった小さな痕、高揚感が断続して、踊り出す木々、機械的な音が聞こえる外、さよならと駆け足で走り去る休みの日、悲観的な女性の長い髪が詩的だから、がらくたみたいな身体を捨てて、さまよい続ける泡沫の午後…

高尚の明るさ

ずる賢い歌詞が降る便宜的な余白、緩衝するために存在する物質であるはずの、我々が貪る広告、恍惚としていく感性は昇華を迎え、無垢なままにほじくるあてもない日々を褒め称える。

快活

リズム感もなく、走り回る星屑、補正されずに、そのままにデタラメであり続け、データに反し、自らの意志で突き抜ける快音。

生きること

活路なんてあらへんから、穴掘って、優雅に過ごして、規定によりうんぬんとか、邪魔臭いから、期待なんかせんと、朗らかに生きる。