昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

歪む時折を歌う原因

時折歪む、懐かしい声を旋回させ、艶麗な時に吐き出される可憐さを巻き込み、来すままに拗れる先々に色彩を与え、有する形を飛び越え、途切れる今に意味をこぼし、争い、訂正される好き好きに介する後から緩衝し、あらゆる論理を象徴的な記号を超越し、さまよう限りに拘泥する思念を飛び越える。権力に抵抗する自己を確立すべく、すべてに置かれた現象に名前を授けず、預かるままを受け入れず、自由を擁立し、その自由すらも、恬淡に超越する自らが組み立てる形而上的観念の枠内に備わる善悪の枷が、世界性を用い、システムたる社会の内部に収め、管理下に置くべく官憲を調律し、律動する法理をリズミカルに操りながら、傀儡化する民主化は、資本の終焉に極まり、ナショナリズムを用い、ヒロイズムに陥り、一党独裁的な支配者を作り出し、統治国家から、法治国へと逸脱しては、人間自体が支配せず、単なる機械的に陥った規律が、人間自体を支配する事に置かれる内には、人間などは、どこにも存在しないのだ。 ただ、叙情的なものの中に、勇気はあふれ、ただなびく今に大罪を与えず、滞在する意識は、存在すら認識せずに、今を授かり、啓蒙すべき自らを捨て去り、存在から懸け離れ、打算される経済の行く果てよりも、自らの不安を超克し、相互する他者との不和を、その場限りの愛情で埋めず、永続する愛で示す事柄から、せん妄せずに、蝉蛻する。 どこまでも自らは行き渡り、絶えず潮流を乗り越え克服し、シンパシーに真実を棚引かせ、答えを用い、占領する事に明け暮れる暴力を捨て去り、革命とは、ただ綴り、続け、伝える事にあり、単一な暴力に短絡する獣たちの流儀から離れ、高尚に至り、高次を克服し、さらなる高みに、位置を持たず、意識に場所すら与えず、錯綜し、さまよい続けては、行き着く先に終わりも始まりも無く、間も無くまとまり、すかさず融合する。