昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。


足りない何かを補う価値に形を齎せ、愛する月日に何かを授け縫い付け、何かを引き取る先々は重たいだけに過ぎず、つぐない求め、少ない何かを分け合わずに分け隔てるのが現在だとうそぶくよりも、確かなのは、ただ生き生きとパトスを流動させ、短絡的な理解に陥らず、何の正しさを持たない自らがここにある、まる