昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

正義を突き抜ける愛

同じ始まりから馴れ合い、ただ従事する世界を作り出し、織りなしては、国家を作り出し、騙し合う市民や、用いる権力で統治する法治国家の骨格や枠組みに成り下がる人間たる名称や、名前からはみ出すべく、信じるべきはみずからであり、みずから織りなす行動だけが、真実を見出し、虚しさを飛び越え、快楽を突き抜け、みずからに帰り着く。ただ統治し始めた理から、清さを生み出し、統治し、統合する先々に確かな真理は無く、ただ互いに奪い合うだけの理屈が強固な倫理を生み出し、互いを騙すだけに用いる規律から、人間は、人間に成り下がり、人間から出られずに孤立し、規律を守る者だけを人間に収め、後は排除するだけの資本主義を保とう、と疎ましい理念が、理性を押し潰し、何が正しいのか、とうろつくだけの自身の惰性さに絡まる私たちは、同じことを、同じような答えにアイロニーを重ね、関わる痛みがランダムに響き、喚き散らす主体は相対的な痛みを重ね、関わる今に意味を構築させるだけに意識を混濁させる。痛みは互いを麻痺させ、貪婪な痛みを即座に流動させ、揺らすルーツや、保つ均衡や、守るべき意味や希望的観測や、朽ち果てる秩序から、緩和しない痛みが喪失や愛惜を重ね、いたわる隙間に過ぎ行く過程に懈怠し、偏屈な動機を積み重ね、関わる全容に虐げられた君は、心ない何かに罪を関わらせ、みずからを知らずに見捨てる自己から乖離し、感化する時代に授与する自体から排斥していく過程に偏見を抱える私は、変化を求め、何かを否定するよりも、みずからを開け広げるべく、圧力をみずからに与え、制定する隙間に静謐を重ね、緩怠していく所以に配合される状況から、流動性を重ね、交換される痛みが去り行きながら、来すイメージが変換され、還元される痛みから課せる事態に退廃していくだけに酩酊していく懐疑的な道理から、浪費される儚さに拍動していく歯がゆさから昏倒していき、混沌を抱え、いびつな論理から仮想していく所以に様相を呈し、諦観していくだけの人間が人間を兌換し、人間を紙幣化し、貨幣価値化していく幽遠に長ける戦場から、浪費される生は死に飲み込まれ、組み込まれる果てに受理する今に均等に結ばれる。故郷を持たずに仲立ちする果てに競合し、すれ違う形から衰亡していく果てに破壊されては、手懐ける果てに狂騒を抱え、観点を奪うだけに堕落する動機から、くたびれた今に帰巣する道理を打ち砕き、静謐な関係から強度を保ち、たちまちに現れる自体から愛を生み出す。生き難くもありがたく突き進む今に道は無くとも、淡々と進む先で野良犬みたいにさまよい、最たる意味を貫通すべく果てに馴れ合うよりも塗り替える今から達する意味を捕まえ、逸脱する今に連なる意識から、全身全霊でぶつかり、がんばるなどは、ただただうるさいだけに過ぎず、ただ静かに募る今から意味は覆され、些細な出来事が強さを増し、慢性的な痛みを放つだけの儚さを破壊し、開花する先に愛される意味を感化させては、乖離する世界から敢行する動機は心情を透徹させ、徹底した愛を蔓延らせ、確かなのは、果たす今に広がる動機から、確かな要因は生まれ、悶える隙間からはみ出す今に蓄積される動機に至るまでの真理を積み重ね、懈怠する世界を超越し、忠誠心を用いるより、みずからを貫くだけに、ますます増える不安や恐怖を受け入れ、わくわくする痛みに心震え、確かなのは、今を名付けるだけの物にあらず、与えられるだけの理由を唾棄するだけの出来事を繰り返すだけにあらず、あらがう今に奪い合うだけの価値がカタストロフを迎えながら、悔恨を溜め込み、情緒を失い、相互する状態から錯綜していく心因が狂気を抱え、何かが、何かを収め、生き辛くさせるように思うことから、みずからが苦しみを生み出すだけに満たない今から苦しみを引き出すだけに比率し、互いを見合うだけに、身悶える今から相反していく果てに意味を喪失し、相互する今から苦しみを増させるのは、みずからであり、見つからないものを掘り起こし、妬み悩み苦しむのも、みずからが思い考えることに現れる不満や不安に過ぎず、そこに用いる価値が示す判断から、偏見を生み出し、虐げる関係から嫌悪感を引き出し、預け入れる感覚に還元されるだけの金利から理性を奪われ、成否を繰り返すだけに嫌悪感を生み出し続ける先に果てしない欲が木霊し、傲岸不遜な者が跋扈し、拘泥する理由から酷薄さを生み出し、交換される痛みから、課せるマゾヒズムや、慢性的な痛みが不和を生み出し、陰鬱な圧力をかけては、欠けていく果てに強制される関係から解脱していく果てに理論は構造的に朽ち果てては、手懐ける動機に虚像を重ね、倦怠感を重ねては、発散させるべき事実を消失していくだけの現代人は、喜んで倦怠感を美化する。