昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。


舌足らずな会話で放つ動機も、なつかしむだけの過去を飼いならし、なあなあな気持ちで、諦観するだけに至り、痛む身体を引きずり、義務的に愛してるよ、とうそぶくあたりから、ちぐはぐになった恋は紐解かれ、ふもとで悠長に季節をもてあそび、愛した記憶すら過去の遺物に変わり、ただ苦々しい思いだけが、今をしいたげるのです、まる