2015-11-16 覆う 災いを歌う鳥たちは、 大抵の痛みを麻痺させ、 ただ歌う事に定期的な定理を用い、 短期的な恐怖に食い込む 懐かしさなどに横領されるだけの こころに応益を求めるだけに、 嘔気にいざなわれ、 ただ吐き出す歌声は 濁声と混成していく意識から、 意味から、懐疑的な君から 能動していく意識から、 意味は意識から意味を破棄し、 ただ歌う裏には、 ただ奪うだけに隔離するような 権限が今を覆う。