昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

昇華する歌

チクチク痛む胸に広がる
青空の無垢さに備わる希望も、
ずっと幽遠に消え去り、
ただもがくほどに、
自らの強さが増す孤独な夜に、
ただあがなうだけに抗う事を忘れ、
ただ研鑽されずに、
穢されるだけに些細な言動に支配され、
自らの言葉すら用いずに、
打ち続ける鉄槌の音が木霊する朝に
告げる昼への歌。