昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

確かなもの

確かなものは、純然たる今に宿り、
ただ時代的な重荷や枷を外し
ただとりとめも無く悶える後先に、
宛先すら持たずに、
ただ至るだけに損なうだけのものや
問題すらも抱えず、
ただあり得るだけに売り買いばかりが
場面を強調し、
その場で固着するだけの精神が抱える重みや、
物事の軽さに捉えるべき意味も、
今に廃れるものだ、と笑う先にも、
厭わぬ精神は生まれず、
軽薄な理想に形骸化するだけの輩が
跋扈する時代的な重みに耐えかねぬよりも、
その時代や、社会などを抱える事に正しさは無い事に、
気がつくべきで、ある。