昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

生きたい

まだ生きたいと跳梁跋扈して、ギンガムチェックの宇宙を直走る。あらゆる正解を巻き込んだ星団や、惑星間の悩み事なんかをまさぐり、事実とかけ離れている問題ばかりだ、と笑い飛ばしては、警戒に飛び越えていく先には、障害物なんてないし、そこでもたらされる痛みなどは、知れたものであるし、そこで与えられる苦しみなどは、簡単に飛び越えられるものであるし、そこで与えられた倦怠感などに、チグハグになる精神が抱える偶像崇拝や、偶然により支配された人々の悩みの渦や、消去法なんかが散らばる曖昧で、保守的な夜に適当すべき意思など持ち合わせてはいないし、瞬く間に改ざんされ、現れる敵意の道具になるばかりであるし、そこですげ替えられ、加算される苦しみや痛みをカスタムし続ける番犬たちが生み出した焦土や、嘘みたいなダメージ、痩せた大地に、黒々とした世界が持ち寄る代償、古ぼけたピアノに坐るネコ、独裁的なメトロノームがチクタク鳴る標本室、消失した命の汗と、数多の枷を取り除いたロジカルな余白、憎しみを取り除いた若い顔などがランダムに放送された病んだネックワーク、複製される真実に脱色したニヒリズム、分散される陰口と、正常性なんてものは、確かにそこに存在しているようで、どれもほとんどが、怪しいものばかりであるし、あてがわれたものを、簡単に信じ込んでばかりいるから、何の正しさも見つけられずにいるのだ。