昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自らの世界


 正義も死んで廃れた夜。因果律に引きつられたカスタムされた満月に照らされては、退廃的な由縁にこじれる意図や、機会を待ち、孤独に敷衍していく実情に駆け出す情念も、様々な思惑に囚われ、印象にとろけ、快楽を貸与し、散漫な意識に、儀式的な印象が備わり、内面性に反響していく苦痛や、淫蕩に耽るコードや、根幹が腐り、愚鈍な意識を崇めるだけに浸る意識的な終末論や、論証に捌ける豪毅な意志こそが、権力を打ち倒し、自らの意識だけで成立する由縁に征服されもせずに、センチメンタルなリズムや、利息に追われる日々や、リベラルな意識に支配されずに、焼けただれた銀河へと吐き出され、隠語を放つ慇懃な年月が吐瀉する因果から離れ、寛容な愛へと破壊され、掃きだめを泳ぎ、配される合間に排斥される影や、観点を奪い合う闘争や、沿うようになびく愛が成立させる正しさへと配される間に紡ぐ軌跡や、情緒を保ち、もつれる現在に用いられる言葉をこぼし、ネガティブな思いを疎外させ、最たる意味へとぶつかり、せっかくの愛に拓ける心情から、逃避行へと至り、関与する間に卑劣なものなど無くなり、相対する現在に対比するものすら無くなり、ハートフルに交わり、混淆するほどに、混沌としたもののほうが、何か端的な正しさすらも用いずに、互いの自由すらも尊重せずに、自重する隙間にアニミズムや、オーガズムが色彩を失い、内面的なものを破砕し、こなごなになったよろこびや、汚れたいというマゾヒズム的な衝動や、リリカルな思いが詩的に現在を乗り越え、現れる懸隔を不純なもので染めずに、晴天へとあらゆる希望を移行させ、行為に従事する理由すら、不当な思いを連ね、現在に加工される過去を、あたかも愛しているかのように貧する間に卑劣な支配や、垂涎するだけの理屈や、空疎なものが生み出す悲劇に埋もれるよりも、現在を蹴散らし、形骸化するよりも、要理に響く日々が、緩衝する隙間に何かしらの軌跡や、起源をたずさえ、たちまちに現れる愛に主体性を促すよりも、運命的なものに帰巣し、バビロンへと倒錯し、統合されるだけに至るような苦しみに埋もれ、連動する苦悩へと、あるいは絶望に倒錯し、等位を用い、血合いを行われ、何かの餌にされるだけの先々に対立する自分自身などは、そこここで苦痛に浸り、自らのタナトスへと儀式的なものに根治されるよろこびに敷衍するマゾヒズムが立体化し、一体感を謳い、欺瞞を注ぎ、憤懣に至り、不満に浸る要理に因果を構築させ、硬直する真理に犠牲心などが心因性を支配し、芝居を続ける憂鬱に浸る印象から倒立していく隠微な結末や、関係性の清濁を見つめる傍観者たる偽善的な衝動から、動機の動詞が奪われ、現在に膠着し、巧緻な意味がリリカルな衝動をたずさえ、超越論的に迫る労働的な対立から、対比される観念と、自由への闘争から、淘汰される現在に顕揚するものの名を廃れさせるべく、用いられる理念や観点を疎外させ、蘇生される月日や、インモラルな季節に高潮していく理論の正確さなどを信用せずに、自らエクソダスし、凄艶な時折に持ち込まれる筆跡や、迎合されるだけの軌跡に反し、緩和する間に朦朧とし、渾然一体になり、緩衝する合間に果然と尽きるその様を眺め、なびく海月浮かぶ静穏な時の筋をさかのぼり、呆然と立ち尽くす自制心を打ち砕くような正論こそを打ち砕き、姑息な支配を作り出すだけの箱たる世界から抜け出し、自らが打ち出す事こそが、正義を乗り越え、悪を捉え、対比されるだけの心身から放たれ、蔓延る悪意にジレンマ迫る欺瞞から生み出す偽装されるだけの真理に因子は無く、ただ生み出されたものが生み出す差異により、陥る意味に捕まり、司る意味に隠遁し、陰鬱な世界から駆け出し、この私とは、轍を追わず、自ら踏み出す一歩すら信用せずに、作り上げられたものに与えられる信用こそを飛び越え、自らの純粋な意思へと帰巣し、寛容に自らを育て、惰性な意識を飛び越え、自らに帰り着く辺りに相対する意思にこそ、自らと対立するよろこびを伝え、この考え出す先にうごめく私欲などを吐き捨て、自らのリズムだけで生き、歩く速度や、側頭葉に統合される閃き、齟齬する意思に反し続ける自らにつくづく続くつたない思いもいつかは羽ばたき、蔓延る悪を咎め、投影されるものの影に覆われても尚、自らの輝きだけで、惰性な世界を飛び越え、自らの世界に行き着くの、だ。