2016-10-07 転換 轟轟とうなる雲の側を通り過ぎ、 立体感も無い感情に引き戻されるだけに、 大切なものを損ない、 緩衝するものや、 僅差も無く、 互いを咎めるだけに浸る現実的な苦悩や、 空虚さに妨げられ、 浸る現実へと苦悩を敷衍させるだけに、 質感も無ければ、 絶えず瓦解するだけに 来す意味の行方も、 歯がゆく動作に暮れゆき、 消えゆく季節へと転じ、 ただなすがままに緩慢に 広がる景色のわびしさ、よ。