昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

転換

轟轟とうなる雲の側を通り過ぎ、
立体感も無い感情に引き戻されるだけに、
大切なものを損ない、
緩衝するものや、
僅差も無く、
互いを咎めるだけに浸る現実的な苦悩や、
空虚さに妨げられ、
浸る現実へと苦悩を敷衍させるだけに、
質感も無ければ、
絶えず瓦解するだけに
来す意味の行方も、
歯がゆく動作に暮れゆき、
消えゆく季節へと転じ、
ただなすがままに緩慢に
広がる景色のわびしさ、よ。