昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

動物的なものの終わり


 世界を認識しようと思うほどに、世界との懸隔は生まれ、険悪化していく互いの意識が咎めるだけの先に退嬰的なものや、体系的なものを生み、今に錯雑とした観念は、途端にねじ曲げられ、今の苦しみを伝達し、乖離していく理解や、懐疑的な日常を這い続ける意識は、場面場面で膠着し、誇示する精神や、拗れる先に生まれる執着が今に迫害され、意思をねじ曲げ、意味を見失い、大量流出される思いが、今を掻き乱し、今思うことすら、世界においてけぼりをくらい、今に思うことすら、今に過去に利用され、今の領土を奪われ、過去を硬化させ、枯渇させ、疎外される先に生み出される空疎なモデルケースの中で敗残していく意識の残り滓を集めるだけの従順な意思とのシンクロを終え、羽交い締めにされ、磔台へと移送され、相互する意識に神を設立し、そこに摂理を生み、別離していく先に区域を与え、授かる意思に預かる答えで膠着させ、粘着するだけの意識は、代償を求め、罪の意識を当てこするだけに出来合のもので加工し、枯渇する意識は、言い分けがましく、苦しみをむさぼるだけの定理が促す真理にもとづくものに値を授け、あいまいな価値を利用し、今に答えをねじ曲げるだけの他者からの交換を終え、嗚咽を促すだけの孤立感に生まれるニヒリズムが、空間を埋め尽くし、安易な支配や、芝居じみた意味に加速するだけの普遍的な熱病へと陥らせるだけの普遍的な答えなどは、所詮プロパガンダに過ぎず、そこに病を生み、絶望を利用し、遮断される意識は、孤独感に苛まれ、裏切られ、偽装されるだけの真意にもとづくエゴを超えられずに、今に用いられる罪を利用し、領土を奪うことだけに猛る意識は、偶像崇拝を続け、意味を看取る神は、鍵を失い、自らを懐疑的に染め、聡明なものを失い、他力本願の非力さを謳い、持ち上げられる意思は、もたげるものへと偏り、乖離していく意思は、虐げられ、従えるものへと運ばれ、配備される愛へと、用いられる排外主義が謳う理論的な資本主義にからまる月日に濫觴するものすら恨むだけに至るような改ざんから、改善されない痛みは、今に破壊を生み出すだけに、積み立てられるものが、恨みを募らせ、ルサンチマンへと変わるころには、飼われた精神は、敬神へと栄進し、自らの意志を損ない、他者から運ばれる力により動作することだけが、欲に操作されヤッピーのように生きることだけが、この世界を救う鍵なのだ、と自己顕示欲に酔うほどに、魯鈍な価値へと引きずられるのだ、と謳うだけの共産主義的な偶像を壊すべく、アナーキーな尋問をくり返すだけの中産階級的な傲慢から、疑問を用いずに、ファシズムに利用され、領土を奪うことだけに猛る意識は、破壊をくり返すだけに浸ることを傍観するだけリバタリアンも、理想を追求するだけの夢想に浸り、タオイズムにまで昇華できずに、自らのマゾヒズムを加速させるだけで、立派なサディズムになれないのだ、とサイコパスが促すころには、混同する意識も混淆され、混同するものに疎外されるだけの恐怖に追いやられる共存共栄の意思などは消え去り、植民地を持たずに流浪するジプシーとして、精神にも依存する場所を持たずに、従えるだけの意思は、愛がなんたるかを知らずに、難癖つけ、今に意味を求め、閉め出される意味に打算するものや、加算するものだけを価値として捉え、途絶えるだけの意識をつなぎ止めようと忙しく動き回るほどに、孤独感は倍増し、敗走へと至らせるのだ、という偶像を打ち倒せずに、虚栄と虚勢を重ね、自らをだますほどに苦しみは倍増し、漠然とした意識が見出す未来も、未完成のままで終わり、追われる意識は、感化されずに、ただ簡単に処理され、淘汰されるだけに服従し、複製されるだけの真理が用いるエゴで行使するものだけが、唯一の力なのだ、と促すだけの革命思想などは、意思に隔離され、背徳を促すほどに、場面との乖離を演じるだけに、暴力的なものへと唾棄される意思は、あたかも画期的で純粋な理想のように見せつけるものへと改ざんされ、改造されては、査定される意思は、意味を見出せずに、簡易に支配され、アドレスを交換し、あいまいな現実に交差し、操作される以前に、自らの意思がなんたるかを知り、偽装されるだけの真理にもとづくエゴを排除し、犠牲と規制が生み出すファシズムの餌として知をもたつかせるだけけに引きずられるだけの今と意思との間に、意味は損なわれ、そこかしこに苦しみを流動させ、領土を奪うだけに観念は、軽率なもので仮想させ、懐疑を持つな、と促される先に、自ら考えることをやめるほどに、補填される憎しみは、他者から与えられるだけの憎しみであるし、そこで生まれる疑問や、偽善的な行為にもとづくことなどは、疑問にも行為にも至らず、ただ促されるままに動く動物的な範囲にとどまり、考えるまでには至らず、ただ、動かされるままの愚行を続ける。