昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

悲劇を謳うシステム的なカラスどもがうながす終末論や、悲劇的な街角を呪う魔女どもの至福や、信号にからまる月日が用いた憂鬱や、油然とあらわれる面影も、ここで用いられるものに食い尽くされ、何も残らぬままに、自らの空疎な身体に補完される幽遠に退いていく、まる