昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

気配


 ファシストがおどる原理的な夜に締め出される君の軽薄なものから、もたつく意識は、今に立場を逆算し、そこで利用することで、もたらされるものを、愛などとうながし、自らを騙し続ける。暗号化された夜にたくされたものを撹拌し、論理の外へと飛び出し、自らを矛盾させる答えを補完するだけにいたるような意識を逡巡させ、循環させずに些細な出来事に幽閉された君を助けるような軽さを用い、何事にも止まらずに、自らの自由に利用されずに、今から跳躍していく。ちぐはぐなものをかかえ、今におちいる闇との対話を続ける君が相続するものなどが、意識をへだてるだけにいたり、垂れ籠める闇は、意識の外を覆い、意識の内側への侵攻を企て、ここで惰性なものが示す真理に真偽をたずさえずに、ただ信仰心を加速させ、惰性に続ける信心は、自らの心因性に因子を授けるだけにいたらせるような闇をその場にささげ、そこから身動きを取られぬような散漫なものから超越するような答えを偽造し、犠牲を生み出し、そこでカタルシスにいたらずに、姿勢を奪うだけの侵攻を続け、そこで謳われる信用から、啓示などを用い、そこではばまれ続ける意識は、健気な者を処刑台に送り、自らの不純なものを昇華させるために快活に処刑を続け、強制力を放つ権力を率い、あらゆる論理を破壊することだけに用いられる定理をかかげ、冷厳な意識や、スキームを燃やし尽くし、自らを追従させるための洗脳を勧め、途端に敗北感をかかえ、用いるものこそがすべてであり、そこで価値となるものだけが、私を決定づけるなどとうながすようなコマーシャリズムに専横される意識が買い続けるものなどは、その場での価値をすぐさまそこない、そこで見失うだけにいたるような価値などは、有って無いようなものであるし、そこで圧力を加え、何かを抑止するだけの得心や、そこで涜神を続けるアナーキーな意識が示す暴力的な構造を破棄し、そこで用いられるものなどは、妄想にもいたらずに、そこで喪心し続けるだけにいたる精神は、分裂を続け、自らの恐怖から逃れるための分断を接着するような役目を放つものすらも批判し続けるような人格を作り出し、そこで操作され続けることに追従する意識は、さらなる分裂を続け、そこでの役割すらも破壊するようなシステムの外へと出られずに、そこで惰性に汲み取り続けるものが、恒久的な支配を継続させるだけの他者を自らに媒介させ、外と内からの破壊を求め、自らの惨めさに時系列すらもなく、そこで切り取られる自分と、そこで固執するほどに、自らとの懸隔は生まれ、自己は破壊されるだけにいたり、いたわるべき自分も、そこで担うべき意味も、そこで理知にひたり、物質的なものから昇華を企てる仏教的な逍遥から、キャピタリズムが生み出す神経質な文化からの解放や、懐疑的なニヒリズムに陥り、自らを破壊するほどに、外へに向かう暴力性は、自らのを傷つける変わりに、他者を容赦なく攻撃することだけが、自らを自由にするのだ、という下劣な意識をかかえ、自らの意識的なゲリラを育て、打倒をかかげる意識は、自らに攻め込み、生命の根源を奪うような倒錯から、ここで踏破すべき自分と、ここで相似するだけの自分が選ぶ価値などは、そこでの価値を決め込むだけで、意識を混濁させ、そこで根幹を奪うだけにいたるような倒錯を生み出し、錯雑とした観念は、自らの問いに答えられずに、枯渇するだけにいたるし、そこで様々な思惑を重ね、捻出されるものが、正義や正否を用い、正しさを用い、裁きを加えた辺りから、人間とは暴走し、権力を用い、武装した観念は、関係するものすべてを破壊するための法をかかげ、そこで自らの損得で示す差異から、散漫な儀式の生贄として、自己を捧げ、自分すらも捨て去り、何かのツールとして生きることで、自らのリアリズムを放棄し、加算される現実とは、そこでの夢のような妄想や、そこで模倣するだけの幻想へと記号化され、幼稚な意志をかかげ、プリミティブな衝動こそが、ここで生じるものを真実に変えるなどとうながすような馬鹿げた理論にこじれるような者どもが私腹を肥やし、自らを成立させるだけの対話を続け、そこでつじつまが合わぬままに、あいまいな理想をかかげ、自らを騙すだけにいたらせるような惰性な正論が飛び交い、ここで固執するだけにいたり、習熟することもなく、言葉も枯れ果てた辺りから、あいまいに作用する人道的なものや、仁徳などを謳い、退廃的な意識に互換され続けるものが、制度などを謳い、そこで束縛されるだけの意識は、誰かの簡易な言葉を信用し、そこで真実を画することもなく、用いられる言葉により、利用され、論題を破壊し、論難をあびせるだけの罵声だけが飛び交い、義務的な言葉が意味に作用し、そこで利用されるだけの意味を攪拌し、そこで奪われた権利を取り返すための戦争が続き、そこで経済的な猶予を謳うだけの便宜的な破壊者が隷従を謳い、用いられる基礎を破壊するようにもくろむ者の餌として生きることだけが、正しいことのように示されているような価値などのいっさいを破棄する。