2017-07-31 過ち 与えられたよろこびなどは、 そこで得られるもののためだけに ためらわずに理由を突きつけ、 よろこぶべきだ、と 脅すようなものであり、 そこでよろこぶべきは、 ただ短絡的に生きると言い放つよりも、 そこで何かを感じ、 創造的に昇華できることだけが、 はじめて生きることを越えて、 そこで生じるものを 確かなものとして認識し続けるような 考えを深めることだけが、 つかまつる意味を打ち砕き、 そこに現れる言葉がささやく答えなどは、 有史以来運ばれ続けた過ちを 引きずっているだけに満たない、と知る。