昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

渇望との葛藤


 貧するだけに満たない街で陰るだけの真実を形成し、企てるものが、惰性にみちびかれ、枯れ果てるだけに過ぎないものに償いなどを求め、悠揚にとろける銀河や、経済的に破綻するものなどは、破綻させられるままの美しさを誇張し、証拠も残さずにヒリヒリするような叫び声と共に弔われ、透過するだけに満たないような価値の中で住まうような形あるものの終わりなどは、終わるために存在を定義させるような答えの中で利己的に示されるものや、支配的に牛耳られるだけに満たない位置的なまやかしや、その場での自由を定理としてむかえるほどに魯鈍な者になり、担う意味の中での愚鈍さに苦しむ自分を楽しむべきだ、などとうながすような価値の奴隷として生きるためのジレンマにほどこされる道化どもの法に加工される原理的なものから放たれ、即座に蔓延る悪意を充填するだけの正義が偽装する生などは、生きている証などを求め、さまようほどに答えから遠ざかるから、短絡的な支配を受け入れるべきだ、と右傾化し、経過していく意思的なまやかしに迫るレイシズムから逃れるために蔓延る悪意を充填させるだけの獣性や、正否を用いるほどに捕食以外での捕獲を繰り返すのが知を用いた者が用いるジレンマであり、無駄な捕食とは、世界を狭めるだけに至り、腹が減らない限りは、無駄な生産を抑えるべきだ、と理性を用い、理知的に発せられる言葉の裏では、キャピタリズムを破壊するための考えに還元されるべき史実を事実として受け取らずに、短絡的な破壊だけが派生し、制される前に、制約をむすぶほどに固執していくだけの意識的な諦観から、加速していく暴力的なシーンに断続していく思いが、恒久的な苦しみを告白し、誰かを裁くための意図を受理し、充足していく思いは嬉嬉として破壊することだけに趣を感じ、暗示されるほどに、安易な破壊は、休むことなく、言葉を大量生産し、制圧するために圧迫感を与えるだけの権力を用い、求められるほどに、正義とは利用するものとして、利用される者を生産し続け、自らの正義を偽装し、確かな悪意を喰わされ、肥えていく自分との懸隔は生まれる。ただ安易な破壊を乗り越えるべく、理想とは、理性を喪失してはならず、内面性に現れる制度に付着していくだけの理由などは、理性を押さえ込むだけに至らせるような支配的なモチーフを用い、統制させられるだけの精神は、正否を用いずに、敬神に至り、何かにひたるほどに、悲観していくだけに至る。いびつな苦しみの空席を埋めるために奪われるだけの今に欺瞞を与え、犠牲心などをうながしながら、神話的な形相に完全性を求め、善政などを謳いながら、正義とはすぐさま枯れ果てるためだけに存在し、埋められるための正義とは、奪われるだけの今に絶えず悪を充填していく。現れる悪が延々と作用し、有する価値に貧するだけの今に求められる正義とは絶えず偽装される。あらゆる生を批判し、貧寒な現在に定理をむすぶためのペシミズムが作用し、動機を奪いながら、場面に転化していく苦しみを体現するための存在を複製し、制圧される精神は、今に圧縮され、次の時代へと送り込まれ、何かを恨みながら、即席の自由を体現するために、存在すらかき消しながら、改善されない今に絶えかねずに体系化していくほどに、魯鈍なものに変化するための思想が誰かを狂わせる。理想とは、理性を損ないながら、奇跡を待つような連中に理由を押しつけながら、犠牲を絶えず生み出し、退廃的な呪詛から、苦しみを演繹しながら、シナプスを傷つけ、つたない意識は儀式的なものに制圧され、神話の中で引きずった過去からの過ちや、傷ついた過去を引き出すだけに至らせるような脳内での滑落から、解剖されるだけの空疎な身体に詰め込まれた罪の意識や、形式的なものが引き合いに出すものに支配され、芝居を続けるだけに満たない空しい統合から、等差を用い、関与するほどに簡単に処理されるだけの連中が狂うものに同族嫌悪しながら、剣呑な者や、道徳を語るほどに遠ざかる尊さの中で絶えず生まれる等差を埋めるための平等の声ほど、平等を遠ざけるものは無いし、あらゆる罪の意識を計測するための認識から、自分を肯定させるために誇示する写真の中で観測されるものだけが、計測されるに至る正しさを生み出すのだ、と騙るような乖離的な理解から、懐疑的なほどに、開示されるものに利用されやすいようなたやすさを用い、何かを誇示するほどに、事実とは遠ざかり現実味を損なうものであり、ないがしろにするほどに、内面性にあふれる罪の意識の犠牲として、制される間に背反するほどに、相反するものを愛したり、とゆがんでいく思いは、不眠的になりながら、適宜していくような愛の中でも渇望を生み出す愛とは、愛に至る前に、何かに渇くだけに至るような自分を怪しむことを忘れ、誰かや何かを疑うほどに、すべてに渇く。