昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

軽薄なルサンチマン


 すべてはつべこべうるさく、そこにとどまるだけで暇をもてあまし、あらがうこともしないで、私腹を肥やすためのためらいから、耽溺し続けるほどに通過していくものに置いて行かれることへの苦悩や、そこで機能するものに服従するほどに幼稚なギミックをたずさえ、散漫な意識に形式的なものを痛感させ、貫通した意識が回線を混濁させ、惰性にみちびかれ、枯れ果てるためのギミックに折り重なる季節的な等閑から、感性を肥大させ、詩的に昇華させるための瞬間的な馴れ合いや、なあなあになり、担うべき今を肥満させ、歩きにくくさせるほどに進むための意味などは、絶え間ない苦しみを次々につぎはぎにしながら、しなびた意味に水を与えるような君の美麗な賛嘆をかぎ取り、懐疑などに損なう今に用いられる欺瞞をさえぎり、些細な苦しみなどを再開させるためのためらいに損なうための雨に濡れ、甘美に修復されるために包括される身体がフラクタルになるまで混ざり合うような主観的な愛にたまには汚れ、そこで擁護されずに、たださえぎられるためのためらいを絶えず植え込まれたような教育に混濁せずに、物事の魂胆とは、従えさせ、犠牲にさせるための義務的な要素を教祖のように崇め、そこで教養などを謳うだけの低劣な景観を汚すなど、と既得権を守るために摩耗するような精神は、金銭でしか動かずに、ただうごめく思念は、予後も悪く俗物として、促進される意識的な依存性から、カラカラに渇くことを恐れて、何かに孤立しても尚、突きぬける意識は、何事にも束縛されずに、ただ短絡的な同化を求めるための暇つぶしを続けるような諦観から、加速していく意識的な解放感によぎる旋律や、戦列にならび、退廃的な史実を踏み躙りながら、和むためになじるような他者を介した利己的な祝福から、悔悟をため込み、利己的な愛を修復するための事業から、改善されない痛みに苦しむための邂逅を続け、悔恨を溜め込み、貸与したものを支払うための生き方に擁護されるような偽善的な気配に支配されるための命などではなく、デカダンに生きるための方法に保護されるために生きるのでもなく、生かされているから、生きている、という惰性な生き方を生き方として捉えるほどに、自らとは不自由であることをよろこぶべきだ、と惰性に競り合う意識はうそぶく達成感などに満足を感じるべきだ、と感性を疎外させ、配される間にたまる異物感や、簡易に現れるものに安易に支配され、あいまいに示唆されるものに左右される精神などは、敬神に至り、気配を消し去り、自らを幼気な者として、携帯する体系にそぐわぬものすべてを排除するために徒な消費から、貧寒な現在に巻き込まれる罪の意識を儀式的に昇華させるための商品化から、課せられる意味を消費するために貧する間に保たれる均衡に打ち付ける価値や、約束を守れずに、摩耗する現在に持ち込まれる義務的な要素がちらつかせる意味を枷に変えるための価値的なまやかしから、あいまいに保たれる今に期限は透過できずに、忍ばせる今に従属するような意味的な腐敗から、森羅万象を汚すな、とアニミズムを信仰する者がテクノロジー批判を続ける間にも、自然破壊を続けるのは、自分たちだ、という苦しみを昇華させるための暴力性をテクノロジーに向けるような呪いから、残虐な制度に形式的な意味を貼り付けるための井蛙な意味を吐き出すガーディアンが感染症に苦しみ、自らの空虚さに支配されることから放たれるための破壊的なことばを吐き出す呪詛が積み重ねる意味に罪の意識は加速し、自らを枷に変えるために世界を世界として認識した途端に、世界とは崩壊するのであり、理性を保とうとするほどにうとましく迫る罪深い自由に従属するような夜の独裁者や、足を引っ張るために否定するようなルサンチマンどもが獰猛に徘徊する掃きだめの夜や、偶像崇拝を続けるだけの幼稚な真理崇拝者や、制約を謳い、対価を求め、対立を続けるだけの戦争屋や、約束を守れないのか、と政治的なロストを続けるだけの犠牲的な神の子供たちの猛毒性や、成立しないから、とこの行いを保護し、法を遵守すべきだ、とうながすような憎悪の子や、高揚感を隠しきれずに、ただ快楽的に成立するものだけが、この世界を統治すべきなのだ、と惰性に導くようなけが人どもの巣窟で認識すべきものなどは、何かの奴隷であることを目的に悪趣味な思想を植え付け、互いを退廃させるために統率され、何かに統合されるべきだ、と精神的な聖戦をうながすようなルサンチマンのコードから、ここで枯渇するためにさえぎられる精神を健全に保てずに、用いられるものに偏ることだけが、正しいことのように崇められ、あいまいに支配された精神を保つための正しいことばが降り注ぐ夜に肥大する苦悩は、能動性を損ない、蓄積される苦しみに復讐するためにもっともなルサンチマンへと変化し、意志の顕官であるべく、保たれるべき意味のいちばんの敵として、敵愾心を燃やし、朦朧としていく意識は、いびつな観念を成立させ、自らの正しさにより束縛され、すべてに復讐しても尚、すべてを破壊するためだけに尽くす。