昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

ラムネの中の淡彩を泳ぎ、秩序もないから、と換算されるだけの現実を迎撃し、森羅万象に反して、夏にチクチク痛む心の彼方で簡単に処理される精神的な馴れ合いなんかを排除し、緩衝するためには、孤独がなんたるかを知るもんだっせ、と退廃的な呪詛を続けるコートを脱いだ夏は、ちぐはぐな自らの身体の暑さを確かめるように、どんどん気温を上げまんねん、まる