昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

記憶の中を飛び回る元気なウサギ

俺にはほとんど、関係のないことばかり、夏の終わりの生き物たち、飛行機の腹、老人と芝犬、トラウマのとらばさみ、博打みたいな夕焼け、残業を命じるオーバーロード、皮脂の上を歩くサナギ、奇跡的な夢にとがめられて、ラジオからあふれる星の鼓動や、記憶の枷の果てで、永遠性に捕らえられ、忘れられない味を覚えさせられる。