昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

怒りの震源地

指が踊るのを見ている。
近づく差はほとんどなく、
どれも程なく均一で、
逸脱することを忘れ、
収まる先に現れるものが、
物事を締め付けては、
使命感に悶え、
もろもろの責任感が、
認可するものが
過信を続け、
つまずく思いは慎ましく、
現れるものをそのままに愛し、
そのものを包み込み、
みだりに謳われるものに反し、
関わるほどに、
こじつけられるものが、
今を苦しめ、
わずらわしいものに変え、
つかさどるものが
縁取るものを崇めては、
滑落する意思は、
儀式的に超過する所以や、
血の通わぬ協議が、
幼気なものを処刑し、
疎外感にふるえる彼らは、
暴虐の限りを尽くすのではなく、
素質的に悪逆にひたるような
サディズムをかかえ、
かじかむ思いを自覚するために、
絶え間ない暴力性を加速させる。