昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

制限なく歌う者

考えることすら忘れてしまった街、あらゆる変化を受け入れられずに、ずっと引きずっては、悲観的に受け取り、観点を損なっては、自らの苦しみに駆逐され、繰り返し迫る憎しみに寄りかかり、疲れた身体はすべてに対して苛つき、いびつな真理を重ねては、何かに扱われ、道具のように支配され、芝居じみた日々を後ずさりしながら、しなびた日常に捕食され、あきらめるだけに至るのかと、浸る暇もないから、そこで何かにすがるはずもなく、くらべるなんてのは愚かだから、身体を破棄して、破壊的に日々を加速させて、枷を外して、はびこる悪意に扇動されずに、ずっと純粋で居て、異端であり続けて、懈怠せずに、感覚ですべてを調理して、おいしくいただいて、痛いけど、幼気なままであり、いらないものは破棄して、はびこれ悪意に邪魔されずに、解決されなくても、くたびれても進む。