昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

私は希望しか書かない


 苦し紛れに現れる歌が連動し、たゆたう空間を卑下しながら、戦列に立ち並ぶために張り巡らされた意味から正しさを引き出すほどに、卑近なものに変化していくだけの善悪などをかかげながら、自らのニヒリズムを超えられずに、光景に絶えられずに、そこで課せられた罪に着替えて、連綿たる偽装を続けるだけの世界などを形成する間に現れる須要なものなどは、すぐさま不必要なものに変わり、生産性が世界をつかさどり、そこでつかんだものすらすぐさま意味をなさずに、変化していくほどに研鑽される現在におとずれる苦しみから逃げ惑いながら、慢性的に痛み続ける胸の内で果たされるものなどは、物語をとめどなく押し流し、そこかしこでフォーマットされるだけに至るような徒な消費から、飢渇していく精神は、精白であるべきなのにもまれるほどに汚され、自ら汚れていき、逸脱し続ける先々で抑圧されては、定められるための苦しみから逃れられずに段々とせまる義務的な苦しみにより軋み、屈折していく精神は、正否をとめどなくうながしながら、即座に転換していく今にも不潔さを感じながら、馴れ合う季節に織り込まれる物語で消費されるための自分を演じながら、内外に果てていく形式的なものを備蓄していくための精神が継承するものが軽薄なものをたずさえ、遠ざかる意識に季節は掘削され、空疎な自分を補完するための空間に屠られては、さまたげられるために生み出された世界などは、世界として現れることの愚かさに気付かずに、既読されるための文章の中で分裂しては、大破し続ける先々で再発していく痛みにこしかけ、行動性に支配され、憧憬に馳せていくだけの精神は、軽薄な理論をたずさえ、まだ夢中であり続ける先々で通過していく形式的な儀式の生贄として、命をタダ同然で屠られる姿を憧憬している思春期の彼女たちの空疎なこころに構築される正しさに寄りかかるだけの独善的な手法や、約束も守れずに、もたらされる苦しみに精悍さをそこない、魂が火傷し、屠られるために持ち寄られることばに加速し、枷に変わるだけの世界で空疎な自己表現を続けては、機械的な期待感が孕む憧憬の中で課せられた罪を着込んでは、気配すらも隠せずに、攪拌される先々で溶け合うジレンマや、じれったい夕焼けにゆわれていくこころが猶予を残すような叙情的なオーガズムが迫る擬態化を終えた鳥たちが帰る場所を圧縮したような嘔吐に囲われては、加工されるための多面性が持ち寄るギミックや、空疎な自分を屠るためのサイクルへと破棄されていく心情が吐露するものに統合されるだけの合成された夜に、被害者意識ばかりが加速し、今を枷に変え、世界性に圧縮され、圧壊していくだけの心情は、空間や次元すらも捨て去り、時間から飛び出し、あらゆる原理に反しながら、宇宙との調和を引き裂き、規律などは、帰路をむすぶための都合の良い数理にもとづく独善的な手法であるし、あらゆる意味とは腫瘍に変わり、今に病を生み出し、今に誤りを打ち出し、あらゆる正解を屠るためのリミットをそこかしこに生み出すための普遍性から、制度に付着しているフラクタルな疑問から、偽装された真実が定める意味に運ばれるために選ばれた者のように演じる先々で回避できずに、もたらされる苦しみを何度も同じように繰り返し続けることだけが、自らを癒やすのだ、と惰性にみちびかれるだけの思いは、横暴な思念を逆流させては、加点される意識が正解を求め、世界を定める位置を求める計算を続け、つたない意識が地を這いながら、何かの配下になり、配役を決められ、与えられた役を演じるほどに、魯鈍なものに変化し、懸隔を生み出し、貶されるだけの日常にさいなまれるための同化から、相似するほどに増していく嫌悪感から、簡易な憎悪を横溢させるだけの世界にもとづくものを信じこまされるほどに、コマーシャリズムに操作され、理不尽なものを愛するべきだ、とうながすような幼稚な仕組みから、蓄積されていく苦悩は、ポピュリズムを破壊し、独裁的な支配へと移行し、画期的な動機を機械化しては、定められる意味に段々とせまる苦しみに遠のく意識と、原形もなくなり、気配すらも捨て去り、統合されるほどに、意識とは、正しい認識をしているかのように思わされ、この世界自体が幻覚であり、妄想であることすら外から輸送され、有する価値に硬直していく精神は、自らの本質を信じられずに、外から現れるものだけが、真実のように語り出すことを正しいもののように偏向していく限りに答えからは逸脱できずに、与えられた意味の中でしか活躍できないような使命感の下で拘束され、自らを奴隷化させるための罪を乱立させる。