昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2015-01-28から1日間の記事一覧

公平な余韻

高揚する過去が這うように今に迫り、孤独とは、誰にでも話しかける。権力は、権力により内部に巣食う亡者どものニヒリズムから破綻し、自らに屈する限りに圧壊する。 後に残るものは、正義を騙る、最もな悪意が吐き出す、偽善的で、独善的な、愛である、と嘯…

タントラ流れる夜

始まりは、同系色に交わり、自然的に乖離し、前衛的に消費され、一つの作品として世を摘み、ただ社会は、恫喝する記号として、互いを陥れ、互いを打ちのめすだけに至らせる資本主義こそに終わりを告げ、償い果てる曰く付きの未来から酌み交わされる出来事も…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 証拠を残さず超越し、惨憺たる意味の雨に濡れ、曖昧な季節を脱ぎ捨て、主体性を世界から離し、漂うだけに蛇行し、のらりくらりと散歩して、野良犬みたいに笑うのだよ、と音沙汰も無く、ただ尻軽な風景に酔いどれながら、飛行する…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 話しかける夜が永遠に導かれては、端的な瞬間に耽溺し、名前を捨て去り、おとなしく静寂にまとまり、漫然とした日々を季節に流動させては、手付かずの意味に君を入り交ぜさせ、そぞろに溜まる意味を君に注ぎ込み、女々しい時を飛…

陰る毎日

猥雑な雰囲気に 火傷して、 夜の街はカビみたいな 蛍をピカピカ輝かせ、 他人ごとの 人形劇の彼方で、 老化する心情を 傍観している。