昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-08-05から1日間の記事一覧

孤立する観念

そこにあったはずのものも、経過すれば過去へと移行し、そこで認識し、認知したものも、すぐさま過去へと移り変わり、そこには、確かさという枷を嵌められ、世界を狭めるためのダミーを用意され、惰眠に耽り、ふれあうものも、触知した途端に、そこでは、そ…

さよならの後

沈む夕日もたおやかに死に絶えた後、残るものは、つかの間のしあわせであり、そのしあわせにふれたら最後、瞬時にそのしあわせは、泡のようになくなった後に残るぬくもりのつらさに耐えかねずに、自らを破壊し尽くすような轟音が鳴り響く空は、うたかたの自…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 証拠も残さずに逃げ惑うわたしは、どこに向かうわけでもなく、でたらめなわけでもなく、データ化される前に過失を謳うだけの人々の幼稚な墓地をさまようよりも、窮屈な要理を粉砕し、複製され、模倣されるものが延々と続き、書き…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 高尚なものなどなく、ただ崇められるために、保たれるものが、居残ることで恍惚に至り、過信を持ち、保たれるものが、保たれるほどに、法則的に補正され、整然としていくようで、容易なものを背負わされ、わずらわしく崇められる…

好き嫌い

良いことも、 悪いことも、 選ばせられてるに すぎへんし、 似たり寄ったりな 価値をならべて、 さあ、選んでちょーだいって、 そんなん汚い やり方でんなって、 なげいても しゃーないから、 ぜんぶ愛して、 ぜんぶ裏切る。