昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-04から1日間の記事一覧

静謐な愛

風の音、クリーニングされた記憶、洗いざらしの感情をくすぐる、春のアンニュイとした雨、のどかな喉ごしの遥か奥底で、銀河がパチパチと鳴って、生きているだけですばらしいとは、この瞬間のために吐くための言葉としてだけ存在するのかと、この散漫な現状…

すべての友

すべてが平等だと言うのであれば、もとめるものも同等であるべきであり、それにより、罪に変革がもたらされ、その時代を取り仕切っていた法は崩壊し、解放された罪は暴走するだのと、声高らかに騙り出すものが、また支配するために、あるいは、今の権限を捨…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 聡明なままに飛躍を遂げ、途端に現れる苦しみに知らんぷりして、真実とは、実態もなく、物事は計り知れんものばかりで、嫌気がさすから、全部無視する、まる

枢要な異物感

季節は痛みの奴隷であるし、 鐘が鳴り帰る君の後ろ姿や、 陰惨な影を踏みしめ、 愛した形跡にかじかみ、 自覚する痛みに勤しみ、 そしるだけの思いが、 儚く契りを交わし、 甲斐甲斐しくむさぼる果てに、 創造性すらも潰えて行く。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 受動的に飲み込んだ指、つめ先でにぶく光るネイルの赤、真理にうずくまる君がつまずいたままであるから、支配的な悠遠に引き込まれ、物語の中に引きこもる、まる