昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-06から1日間の記事一覧

街の匂い光りの味

すべては瞬間にやわらいで、言葉も不必要で、有する価値もいらなくて、与え合うとかでもなくて、どこに行き着くわけでもなく、ただひたすらに敷衍し、普及される愛は、端々に行き着き、染み渡り、複製されるだけの世界を否定し、つくづくに迫る苦しみを乗り…

刹那

詩的な消化をもとめ、 食べられた文字が、 連綿たる衝動を 脳内にもたらし、 快楽的に消費されるまでの 羅列や羅刹。

希望の冤罪

薄明な日々で、革命なんて起きないって、君は泣いてたっけ。あらがう明日は、あたかも美しくて、くたびれていて、いたいけなものすら居なくて、隅々に行き渡る言葉は、どこにぶつかるわけなく、中空に消える散漫な日曜日に、ぬいつけられた痛みに連関する生…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 命は引き継がれていく。深い眠りにつかまり、つたない意識につかまり、追憶に貧する行方や、記憶の奥底で逸脱しては、瞬く間に消える、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 人々は、己の執拗な妄想に囚われ、自らを不純なものに昇華し、意識に屈辱し、絶えず迫る苦しみに攻め入られ、自らの手で、自らの生命を脅かす、まる