昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-14から1日間の記事一覧

神聖

肌もこころも、ぜんぶ真っ白になって、暗く嬲る重低音、たたずむ所以にうろつく人々、血とビート、地面に擦れる車の鼓動、歩く速度は光よりも速く、宇宙でくたびれた運び屋、裏切りの加速と、充填される微笑み、未熟な彼らの奴隷として運ばれてくる権利など…

横溢

なじまぬままに あいまいでいて、 現れるものから放たれ、 はびこる悪意を 重ねられて、 生まれたバビロンでも、 論争があしらわれ、 端的なものすら 破壊され、 散漫な動機が 世界を覆う。

気まま

太陽のもと、 埋葬された 君になんて言えばいいのか? 季節はずっと 不安定であるし、 何を食べても、 何を買っても、 不安はつきまとうと、 嘆き苦しむ奴らに かける声すら忘れた。

加算

どうでもいい世界での、どうにでもなる会話、果たすべき意味すら持たず、考えは打算的で、損得だけで計る傀儡たちの道楽、あるいは解体される身体を傍観する家畜としての自己を傍観する他者の目を介した自分との乖離による軋轢、さまざまな思惑にからまるこ…

悲観的な彼女の忘我

収容される思いは、 意識的な囚人として、 いりびたる深淵で、 インモラルな衝動を、 罪だと感じるための、 教育により、 自らを抑圧し、 有する価値に揺すられ、 唯一のものを喪失し、 偏る意思は、 虐げられ、 フラクタルであることを 強制され、 あるいは…