昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-16から1日間の記事一覧

箱の中の君

覚醒する昨夜、裂かれた身体から現れる生きた意味などという短絡的な理由から放たれ、そこに残るもののほとんどは理由などを持たず、過ぎたら過ぎたで、そこで引き伸ばされるものもなければ、ただ前へと進む少し遅れた身体には別れを告げて、颯爽と駆け抜け…

むにゃむにゃ眠る

くるまる先々の 孤独に固執して、 必要なもんも、 なにも変わらんままに、 なにかを欲するほどに、 そのものに、 生命をうばわれ、 すべてはうやむやになる。

とこしえになびく手紙、君は強要される過去に影を残し、退屈に嬲られ、今に蕩けていく。いつわりの国、嘘ばかりのタコ、空白に与えられる範囲は許容されることだけを求めて、まとまらない答えにやましい記憶を伝え、今に爆撃を繰り返す。枝分かれする日々、…

永劫の出産

過剰なほどに、 愛したのだ、と ねたましくもだえる 月日は、 誰のものでもなく、 自分のものでさえもなく、 瞬く間にさえぎられては、 くたびれて行く 美しさを孕む。

愛するということ

食む音 愛し合う匂い 永遠に隔てられることがない恋 育む青 景色は比喩にあふれ にじむ思いは屈折して 彩り鮮やかに増える物事 鼻歌なびく艶やかな朝。