昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-19から1日間の記事一覧

終わりを嬲る永遠性

人工的な街、悲しみをためこむ陽気な最中に攪拌されるジレンマや、窓枠を破壊するほどの悲しみにほどこされるデコレーションの空疎な関連性にしびれていく大脳や、空白を埋めるための愛とは、そこでの簡素な空白を埋めるための愛とは、だれも帰ってこない孤…

孕む月

おもしろくゆらぐ月、端的な余韻に迫る、元来の羽をはためかせ、悠遠にこしかけ、けたたましく鳴き散らす、最後の夢、または、咲き乱れる憂鬱に放たれる、至高の時を折り曲げながら、屈託無く笑い、いたずらな時に消費される差異と愛のあいだに、感染してい…

是非

神を信じていたとしても、 崇めるべき神はいらず、 君はいないし、 探してもいないわけだから、 示す必要もなく、 砕けて散ったわけだから、 わけへだてないから、 今の空白を埋めることもない。

毛玉

段々畑に降り注ぐ 赤い陽光、 高揚感により、 引き剥がされていく 精神は、 軽薄な論理に迫害され、 儚さに揺れ動きながら、 健気な思想を育て、 惰性な繁栄から、 何エーカーもの悲しみや、 モノグラムに耽る今にも 現れる空腹や、 あふれるマグマや、 敷衍…

貪られた身体

荘厳に嬲られた身体、 還元されるために、 浪費されていく 観念が軽薄な論理を たずさえ、 むしばまれるだけの 意味は当てもなくさまよう。