消費的な彼らが 打ち出すものに ひれ伏し、 悲観的に生み出されるものに 達観し、 かかずらうだけの 思いに補足される記憶から、 健気にお目当なものを 拾い集める。

流行りの顔に 簡単になれるし、 君は誰なんやろう？ 考えても、 ぜんぜん誰かわからんし、 考えたところで、 君はすぐさま、 何かに変身して、 いつまでたっても、 誰かわからへん。

頭には雲丹がつまっていて、その雲丹のトゲトゲにより、空間認識能力が、いちじるしく低下し、脳汁が耳から垂れていて、それは、ストロベリージュースや、ラズベリージュースみたいやなって、サーバーもダウンして、アクセスはウイルスによりできへん言うて…

機械的な風に煽られ、遡求していく面影が過信し、轟音に変わっていく風景に滑落し、価値観などは、なにかと測るから生まれるわけであって、そこかしこで隔てられるだけの、惰性な日々を枷に変え、倦怠感で朦朧とし、祭り上げられる思いは、枢要なものを失い…