昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-06から1日間の記事一覧

キスの音

死ぬということを理解できるが、死んだ後を認識できないならば、死とは、なんであるのか?理解を超越して、愛から放たれ、夢の中で生活し、快活さを忘れ、生活に追われる日々とは、ただ確かさを足枷にし、世界をせばめ、すべてを嫌いながら、生活に制圧され…

奮闘

漠然とした日々に遡及するエモートな感じ、堕落した君の枷と、短絡的な同期を終えた機械の身体、むしばむ空疎な自己と刺激物が降る理性も潰えた、厭世観の国、均等な世界を求めるがあまりに、なにかを救おうとするために議席を確保しては、散漫な犠牲を生む…

彼方のあなた

愛せてたよね愛してたよねと、女々しく反響するたよりない返事は、自分に反響し、帰ってこない答えを待ってたって、まとまらないままで、また同じ言葉がめぐるから、バイバイと告げて、自分勝手に走り去るよな強靭さを蓄え、突き進むのだ。

旋回

猫というか、犬のような君、秘密にした日々にさえずり鳥、なつかしむよりも早く、儚く散るいくつもの場面。

擦り寄る痛み

歓喜の虫たち、夏は騒がしいだけであると、文化的なものをこしらえては、生き血を吸う記憶、砂漠では、ラクダがガラクタを乗せて、緩慢なカルマを吸い取りながら、涅槃では腫瘍が現れて、有意義なものをうたう民主主義的な意識をフラクタルにする終焉や、銀…

看板

むかし話を騙るムカデ、記憶の形に閉じこめられた孤独な子、亀裂からあふれる懐かしい雪が、感情的につもり、理不尽な明日を囓る。

回る

憐憫を歌う、独善的な体温、君をしらみつぶしに調べ尽くしたことで、できたセンテンスが、せわしなく考えを走り回る。

悠遠

まんまるな体した夏の体温、呼吸も忘れるくらいの恋の有形、擬態化する虫たちの制限ない歌声が、エモーションになびく。