昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-15から1日間の記事一覧

訝る

強制的にせまるものが、今に瀰漫し、不満などをうたいながら、詰る月日に食い込む後が、今を飲み込み荒廃していく。

真偽を捨てた青

独裁は加速する。僕らは簡単にやせ細って、誰かの機械として、密告に震えると、語るネズミ。名前もない君は、日々を短絡的に消化しながら、安酒に泥酔する。国なんていらないから、国なんて知らないから、勝手気ままに鳴り響くブルースハープ、そこかしこで…

摩耗する魔物

能動的な高揚感がせまる。ギラつく太陽を尻目に、ひんやりした部屋で宇宙を創造する。切実な翅をもたげ、たたずむ意識は、空疎な儚さを猥雑に設立させる。単調な悔悟と音が飾られ、建設的な妄想が痕跡をたどり、盲信し続けるほどに、思考停止しては、意思を…

驕傲

天変地異をパンに挟んで、窮屈な今を押し広げて、ゲーテがうたう真理なんかに、たゆたいながら、無数の穴に、たらればをつめこむ。

果てしない

雲の上を徘徊する飛行機、心が旋律を奏でる。空疎な思いをかかげ、面影に流動して、正義がすぐさま廃れて、空が明るい、僕らは疲れを知らずに、ただ突き進む様が、夏をほろぼして、ひんやりとした秋を呼び覚まし、恍惚とした冬に憎しみをこぼしては、延々と…

画面の中

冷えた体に、よどんだスニーカー、ねころぶ夕日と、蓄積される際限ないよろこび、結末は激しく痛んで、他者から借りた憂鬱を捕食する動植物たちは、立場を用いてマウントを取りながら、攻め入れられるだけの羅列や、打算的な者が示す優劣なんかを蹴散らして…