昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-20から1日間の記事一覧

女神

ラクでラグジュアリーな休日、誰もが真理を語らず、ずさんなままに、仰ぐ太陽が神々しく、恋模様に磔にされる人々を救出して、天まで、駆け上る。

懶惰な個体

神々しくうなるリズムの襞につつまれる。襞から生まれる、つつがない思いが広く敷衍し、厭世観を吹き飛ばして、実感する先に現れる些細な繰り返しによって、この命はサイクルし続けて、退廃的な模倣を行うだけの者が打ち出す悲哀から抜け出して、誰を責める…

恐々

君の奥の、あくせくした黒、印象はモノクロで、ろくでもない季節を追いかけ、無残に散る美しさ。単純な闇は調和を求めて、しびれる身体が肥大化し、意識の襞に入り込み、混濁する意識は昇華できずに、あいまいなマインドに捕まって、退廃的な面影に放たれる…

緩慢

朗らかな宝物、完膚なきまでにいためつけられた健気な立証、簡単に消え去る未熟ないのち、遥か無垢なほどに、似た者を憎むだけの君。

なびく

卑屈な奴らが睨みつける悠遠、捕食されるために、立ち尽くす君の理が、利己的になって、担う意味によって、恨みを加速させ、すべてに枷を嵌める。

濁流

自己愛に満ちたビル群、愛は食欲が増すと君が叫んで、外見だけの街路樹がゆれ、銀色にかがやく銀杏ころがる夕餉、飼育されている人の群れが、誰かを責め立てていることが、世界を保つ秘訣なんだと、均衡も保てぬような恋の果てで、いじらしく揺れる完結が、…

完結

咀嚼される正義、犠牲的な雨に濡れ、ゆだねられていく思いが低劣なニュアンスを伝え、延々と嬲られる。

結膜炎

うずくまる君の角度、うばわれた日々は戻って来ないのだと、妥当な位置から漁る理由から、理不尽に回転する日々がいびつにめり込む流動的なメロディーに酩酊して、星で堪能した恋は、汚穢を放ち、孤独なキズを与えるのと、魯鈍な形式を孕む君の尺度、あらが…