昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-27から1日間の記事一覧

気配

匂い立つ世界。退屈な習慣を踏まえた不機嫌な人々。悠揚な事実に転換される言葉の翅が撫でる豊かな瞬間を知らないから、慢性的な痛みを抱えているような正義なんて、次々と犠牲を生み出すだけだし、発展は退廃を生んで、邪魔なものだと排除して、信じるもの…

怠慢

上限を持たず、惨劇を飛び越え、狭小な枷に捕まえられた期限、興じる所以にたたずむ便宜的な争い。

傷口

チクチク痛む夏、帰り道も知らないあの子、直接的な言葉が誰かを傷ついてるのに、誰かは誰かを裁くばかりで、一向にしあわせにはならない。

反復する渦

彼女の母体を摘む意思、無重力の胎内では、転換される無意味さをぬくもりに変えるような、栄養の海。のどかで、静閑な雰囲気に固まる行方が岩のようだと、想念がカタルシスにいたり、いぶかる先には、何もないのであり、聡明な瞬間に宿る愛と名付けられたも…

感覚的な雨

赤子たちは夕日と踊り、たんぱく質が占める余韻や、バラバラになる身体や、掃き溜めの朝に記号を打ち出しては、転落する日々が、バビロンをビリビリに破るために、力を付ける。