昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-03から1日間の記事一覧

清遊

頭ん中に数多の言葉がふりそそぐ。理由は甘美な光りに照らされ、際限なく凌ぐ愛が風景を摩擦し、走り抜ける思いは健気で、エモーションを伝染させながら、軽々しく歌う風景を撫で、欠乏していく意識の中、快活な動機を保ちながら、互い違いになる意思は眠り…

垂涎

走り回る君の音、コトコト鳴る君の鼓動、魂も抜けた蝉の抜け殻と、夏の青、愛された記憶の数々、たしなむ思いは夢の数だけ存在し、せいぜい生まれる範囲から、愛は加速し、心の枷を外し、ただよう意識は風に乗り、名前も捨てて、あるがままに世界を泳ぎ、カ…

鼠の歌

葬る恋人、ひきずる青と赤の線、他人行儀な電柱たちが照らす深夜の行動、コンビニでシンガロングされる安っぽい希望の歌、季節はねじ曲がり、慢性的な痛みを孕んだランダムな色彩、端子を追って、結末から逃げ惑うロボットたち、仮説から生まれた蝶が作り出…

幼い明日

甲高い歌声、足の指にからまる影、偽物の痛みが通過し、懐疑的な日常にこぼれる血。

元気

セミの抜け殻と、君の鳴き声、薬局の匂いは神秘的で、新品の真理を売るコンビニや、ビニールで出来た夢の中で傘をさす男たちが叫ぶ、プリミティブな夜。

観念

血筋を破棄して、旋回する虚空、高揚感により、むくんだ身体、気配はフラクタルであり、平行する健気な意思に擦り寄る互換されるだけの、惰性でアンニュイとした支配の経路、数多に保持する理由がドメスティックにまじわり、等価交換されるだけの、堕落した…