昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

軽薄な心身

途端に届く思いは、瞬間に伝わり、何かを頼りに、何でもない地を這い蹲り、抗うすべてに高揚しては、揚棄する瞬間に滞らずに、加速する世界性に枷を嵌められず、連動する色彩に動機を含ませ、慢性的な痛みを抱えながら、完成された所以を飛び越え、出し抜く隙間から栄光と栄華を重ね、主体が惑乱しながら、ステップアップする理由に利子を支払い、汎用される理由に帰巣し、心象があらゆる神体を折り重ねては、自ら神格化し、攪拌する未来に躓きながら、疎ましい現実に虐げられず、肉薄する事態に洗礼を受け、跪くだけに歪んだ思想が生まれ、重用される隙間に抗い、錯綜する原理から離れ、自らが原因になり、緊縛する隙間に纏まりながら、屈折した進化を遂げ、拘泥するまにまに、世界は断続的な悲劇に俯いては、嘆くだけの行為に終える価値から引き裂かれ、新たな身体は、その場で広がり続け、降ったり止んだり、不安だったり、満ち足りずに無知であったり、出会ったり別れたり、からかわれたり、何もかもが損なわれ、足りないままであり、たちまちは失い、陰惨に消え去り、期限を持たず錯綜するままに帰依し、行方もわからず逸脱し、さらばえる月日にうごめくリアリティーも行為に基づかずに断末魔を残し、掻き乱す未練に伸縮し、苦悩を残し、なけなしの今を吐き出し、はびこるままに高圧的な世界に抑止されず、豊かなままに飛び越え灰になり、相似する行方に行為を引きずらずに邪なままに、欲望を吐き出す機械的なリビドーを転がしながら、繰り広げられる意味を収奪し、あらゆる根源を引き抜き、混血な民族と叫ぶ。 そうだ、叫ぶのだ。 どこにも根源を持たず、悲劇に泣け叫ばず、抜け駆けし、拘う生命を脱ぎ捨て、自らを捨て去るの、だと指図を受ける、この身を乖離させ、理解を受け取り、探さない此処から逸脱して行く事に喜びを感じるの、だ。