昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

形容されない原因

この世に王はいない、と木漏れ日が伝え、連夜に輝く星屑の懺悔が、交換するメロディの儚さに線路をつなげ、幻想的な鉄道を走らせ、元素記号の雨が降る中で、そばかすの彼女が歌う言霊が背広の中で多目的に反響し、言葉が邪魔になるまでの無言に放たれる静寂にまとまりながら、減らず口を叩く間柄に補完される関係性に伝染していく経路が、空間的に拝礼を繰り返し、そこに信仰が生まれるから、神はいなくて、配下にくだされるだけの階級制度の中で原型も無く、もたれる胃を抱えながら、腐敗した因果に主体性を折りたたみながら、幽遠に捌けることが排斥されては、締結する動機に要因は絡まり、些細な出来事に要する意味が今に悲観しては、整然とした主体に空回りする善悪や性善説が抵抗的な論理を吐き出し、反抗的なセレナーデを前衛的な縁につなげ、厳冬に消え去る少女の交換日記や、空白の預言者カタルシスを促すだけの代償的な犠牲心を神になすりつけるから、この身体は分離的な色即是空に帰依し、出し抜く間に不満や、互換される毎日に地平線に落ちる太陽や、コンドルの胎動に沈む予感や、勇躍する瞬間に自律神経は春先に腐るから、とカタストロフィを人間的に折り重ねるのが、この愚かたる考えのキャピタリズムがリチウムと混ざり、ゴッホのひまわりの黄色や、ハミングする反民主主義的なアナーキストたちが蓄積する苦悩を中産階級的な普遍性に重ね、敵意に適度な幽閉を抑止し、ロンリーな帰り道に行き着く先などに居場所などは要らず、落ち着く場所などはどこにも無いから、この生命は輝き焦ること無くアセンションを重ね、逃避する傲慢な理論上の択一さに、契合されるだけの価値に変換される卑賤な金銭に価値などが偏り続けるから、労働たる破戒嗜好は行き着く先にペシミズムばかりを重ねる執着を終着駅にすることにおもしろきも無く、砕けた笑いの中で閉鎖する病理に淫靡な精神を悔悟で溜め込みながら、単調な原理に印象的な回路を促しながら、底辺を駆ける今に偏執する要因が余韻を重ね、軽薄な理論に行き着く。