昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

奪われる意識

空間的な区分を終え、
ただ配される愛から
エクソダスし、演奏される差異から
まとう人間的な暦から、
配される人間的な名前から、
私は奪われていくのだ、と
悲しみに暮れている、と
同じ顔をした人間たる者が迫り、
私が、私である事が間違いなのだ、と
言い出す始末に、
支配は、ここまで浸透し、
無神経に意識に入り込んでくる。