昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

星々も枯れる夜

力も無く浮遊する。
不要とされる喜びに点滅する
偶像や、昏倒していく意識に
現れる静寂の中のグルーヴや、
根底にひしめく憎しみばかりが、
ちりばめられてできた星空や、
堅持する痛みに誇示するだけの
理由を噛みしめる帰り道に、
みちみちと充填される喜びも遙か、
無知に逍遙し、
高揚感をたずさえ、
延々と創造的な至福によじれるだけに、
幸福論すら引き裂き、
自らの至福だけに嘆じる。