2016-10-05 野ざらしの感動 寸胴な雲ひとつつかみ、 解ける感情に こぼれ落ちる雨粒の官能的に はじける瞬間の時系列や、 縫合されるほどに、 魯鈍で鈍磨な感情を補足するだけの 季節的な手間を含んだ、 過激な修羅を孤独に乗り越える 君の背中や、 覆う影の濃淡などをながめ、 ああ、季節も終わり、 奇跡も起こらずに崩壊し、 解放されぬままに不自由だからこそ、 感じる事の横柄さもすり減り、 純粋なものへと帰宅するのですね。