昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

黒猫の論理


 去勢され、制される間に背反する黒猫の論理の値を示し、死が得る計算的で生産的な排斥から、介在する意識にたむろする存在が報うためだけに絶えずルサンチマンを用い、モチーフとされるものを闇に吐き出す間に徘徊し、ここで詩的な朗唱を続け、損傷していく意識を剥離させ、乖離していく意思的なまがいものをブランチにまぜこみ、根幹を腐らせるために色あせる瞬間に生じる所以を所持し、証拠も破棄し、精神分析を続けるハンドルネームを攪拌するためのダメージをかかえた君がアクセスする先々で、枢要なものなどが価値としての神として崇められ、同意するほどに、相違するものばかりなのに、そこで信じられるものだけを受け取る価値の中での価値を崇めるべきだ、と是非を問うことすらできずに、そこで淘汰されるだけの誤りの価値の中での絶対を謳うような輩がリンクすることにジンクスなどを謳うような、末端からルサンチマンに犯され、自らの運命を呪うことにより、他者に向けられる憎悪が性根をねじ曲げることもあれば、ただもとから性根が腐った少年は、ただ身体だけ大きくなり、独善的に対処し、対象に向けられる不信感を不思議に思いながらも、誰彼かまわず打ち付ける闇の素朴な観念が間延びに、まどろむ午後を錯乱させ、詐称される間をさまよい、誰もが許すことを忘れ、わずらわしく闘争を続ける間に理解することもなくなり、介するほどに魯鈍なものに変わり、かさばる思いに反照するもののまぶしさに前すらも見えずに、見くびる先に見違えるものや、書き換えられるものが、もたらす意味的な位置から、いぶかる先にいびつに製造される本質や、そこで奔走するほどに翻弄される意思は、陰鬱な衝動をかかえ、生じる所以に拡散される幽遠や、周辺に蔓延る終焉や、収束せずにばらまかれる放射線や、整合されるほどに能動的なものを駆逐させるために固められた法整備や、砲声がとどろき、浪費し続ける精神が貧賎さを謳い、自らを卑下する間に批判的なものが製造され、増幅する憎悪がいっさいを業火でつつみ、つたない意識は、形式的な美をかかげ、軽視する先々に現れる対立ばかりをふかめ、誰もが誰かを祝うこともなく、嫉妬し、逸脱することをゆるさずに、勇躍することの足を引っ張り、批難し、悲観するだけに至るような合間に打ち付けられる空疎なやましい意識が陰鬱な証拠を残し、にこやかであり、すこやかであることを否定し、比例し続ける先に比べられるものなどは、今に値を与えるだけで、大した意味も残さずに、意思を奴隷に変えるだけだ、と誰かの悲しみを謳うような純粋な影が、カタルシスに至るべく、めくるめく瞬間に空疎な自分を補完するためのことばを構築し、こころないものが指図し、使命をそこなわせ、そこかしこに生じる義務感や、偽装される真理が打ち出す死の恐怖にふるえる君の理想論や、理性すらも制され、正常さを謳うような異常さをくつがえすために精神分析とはあるはずなのに、正常さを想定し、そこからはみだすことを許さずに、ただ現れるものを正そうとするほどに曲がるのが精神であり、正否を求めるほどに、そこでくつがえされずに駆逐されるだけの今に構築されるものなどをさえぎるのは分析自体であり、分離していく意識は、形式的なものをかかえるほどに、構築されたものにより、見えにくくなる。長い歴史などは、ただ長いだけであるし、そこで構築されたものなどのほとんどは正しくもなければ、正しさを謳うだけで大したこともしないで、確かなもののように崇められるために備えられた意味などを崇めるほどに増していく快楽のためだけに崇めるような意味などは、無意味であるし、そこで無意味なものを崇めるようなものどもを複製していくだけの批判すらからも抜けだし、するすると逃げ惑い、捕らえられることなく、ことばも持たずに、蓄積する自由に利用されることもなければ、そこでバラバラになり、担う意味すらも崩壊させ、用いられる意思をも分裂させ、分断していく瞬間に存在とは、存在であることの不確かさに苦しむのであり、そこで用いられる正常さこそ、異常なものであり、そこで正しいものとして崇められるための神こそ、作られた神であるし、神は、神として名付けられた途端、自らを認識し、神であることを辞めたのであり、名付けられた神などは、搾取するために悪趣味なコードを形成し、そこでの祈りを強固なものに変えるための勤勉さを金銭に変え、キャピタリズム的な神がオーガズムに至るために継続する確かさなどは、足枷に変わり、世界を狭めるだけに至るようなニヒリズムオプティミズムや、ナルシシズムや、ペシミズムに毒されている。