2018-06-20 驚異的な滑落 荘厳に眠る彼女は蚕のようだ。さすらう意識がハウリングし、一切を迎撃するメデューサのようでもあるし、サキュバスのように、容易な快楽の余韻だけで、因果を欠乏症に追いやる。よだれを垂らすだけの、文明的な獣でもあるし、あらゆる論理に懇意なだけで、堕落するだけの世界などを保つための戦争や、気だるく交わる先で、安易な発想により、より良いものとは、模倣されるためにあつらえられたものであると謳うような輩が用いる確かさを枷に変え、自らを拘束する。