昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

きゃしゃな身体が軋む夜

有する真実もうとましいし、ましなもんなんか、ほとんどあれへんし、あらゆる価値を厭うための理想なんかが、暴力的な肥やしをまき散らし、なにかを育てた気になっとるし、塗り替えるためだけに、でたらめに黒く塗るさかいに、きれいなもんも上書き出来まんねんで、と嫌悪感を肥大化させるだけの行き先は、正しさを求めるほどに、正しさからは、程遠くなるし、補完される苦痛と、促される普通との差は、そないにおまへんし、互いが互いを監視し、すぐさま憎むようなシステムが夜泣きして、まだ未熟やさかいに、短絡的な破壊に至るような無知な巻き込みにより、痛む心に瀰漫する歌声は、絶えず不満を促し、他者と自分を比べるよってに、絶えず自らを呪い、超巨大なルサンチマンの怪物に変化し、口からビーム吐いて、世界をカタストロフにいたらせる的な誇大妄想が、立派なペシミズムに変わるような、ひねくれた孤独感によって、君は変革を謳うほどに、本格的に狂うし、空洞化した世代とか、同化するための情報社会の中でのトリックスターを目指さんと、賛同することだけに専念し、賛同すれば、するほどに、自らの意思を奪われ、自らの苦痛を受理し、自らの苦しみをシステマチックに処理し、ドラマチックであることを否定しよるから、歩くたびに卑下し、自らを痛めつけることを、生きてるなどと謳うような、ゆがんだ自己愛はやがて、他者へと敵意を向け、自らの痛みを解消するために、他者を傷つけまんねん。