思い出の中で死んだ者の墓を掘り返すような孤立した夜に、毒蛾が街灯にバチバチあたる音が木霊し、散漫な意識を刈り取る暗がりでチラつく幻影と対比されるだけの価値が、多目的にうごめき、なにかと合致するために、絶え間ないエモーションを引き連れ、自らの傷口をえぐる。夜に連結し、今を支配するような芝居を続ける有閑さから、欺瞞を用い、犠牲的な加入をほどこすだけの機械的な時代性を吐き出すだけの予感やらがちりばめられ、メタファーを這いずる衝動性などが、同じことばの中で何度も枯渇していく行き過ぎた場面の中で統括されることに反し、かかずらうほどに意識とは、誰かに引きずられるものだし、出し抜けるために蹴落とすことを鍵にしているような餓鬼どもが私腹を肥やすころには、すべては、破壊されることを目的に、この面影の中で成立するものを実物や現実のように仰ぐのだろうし、やがて軽快さを失い、鈍重になった身体を引きずり、肥満するのは、身体だけではなく、意識すらも太り、今に支配されることだけを目的に怠惰なものを重ね、機械的なものにおちいるのであろうし、あらゆる原理とは、原因を引きずり、卑近なものに介しては、自らを正しいもののように扱われることだけを目的に模倣であるものを模倣し続けるほどに、絶えず偽物を生み出すだけの結論にひたり、今に悲観するだけである。今に継続されるものの警報音が鳴る。現時点を裁くための原理から、罪を背負わされた君の理想が意味の中で伸縮し、心象に浸食していくものに支配されていることにも気付かずに、あたかも自分の意思のように吐き出されることばや正しさの是非を問わずに、負わされたものをあたかも自分のもののように大切に抱きしめるほどに、使命感に支配され、今に苦しむだけにいたらされる間に背反できずに、積載していく痛みや、言い分けがましく迫る値などは、あいまいに示唆し、支配し続けるほどに諦念とは現れ、今に正しさを謳う者の正しさだけが、正しくあろうとするためのツールとして、用いられる意味の盾として、あらゆる意味に征服されるための君が求めるものの苦しみにより、絶えず軋轢は生まれる。退廃的な愛が樹立し、充実感などを謳うだけの多目的なネットワークに配される間に愛などは瞬時に荒廃し、対立を続けるために愛を騙り、懐疑的な日々にニヒリズムを生み出し、絶えずほころびを生み出し、滅びを用いるようなペシミズムを擁立し、揺動される真理は、信念を失い、何かを案じるほどに、あいまいな支配の餌として、獰猛な正義のために用いられる悪として名付けられた途端に、罪は意味を超え、今に罰を与え、互いをとがめるための法から、途絶える意識に絶えず与えられる痛みを解放するための快楽に依存するようなシステムの脂質として、邪魔者のように扱われるような間にせめぎ合う意志的な現時点に束縛されるだけのガラクタなファシズムをフラクタルにするための理想を謳いながら、絶えず倒錯していく位置的な苦しみから、こじれていく緩慢な現在に作用する言辞などは、虚飾に覆われた短絡的なことばにタナトスを縫い付け、すぐさまひるがえされるだけの結果に移送されることばなどは、混沌を生み出し、ことばがせめぎ合い、散漫な儀式へと低劣な逍遥を続ける昇華を求めるためのフリークたちがせめぎ合うセンチメンタルな党派から、倒錯していくだけの現在に系列を生み出すほどに、絶えず軋轢を施すための構造的な改善を求めるだけの正しさに淵源は枯渇し、確かさを背負わせるための足枷を嵌められ、そこで正しいのだ、ということを再認識させるような罰を与えるような幼稚な教育から補完されるものなどは、恐怖であり、不安であり、その両方を絶えず補完することにより、領土を奪うために、領土という観念を生み出し、物事との訣別を謀り、たばかる意味にたじろぐだけの現在に規律を生み出し、汲み取る意味が法を厳守し、簡単に処理されるために保たれる短絡的な日々に死を縫い付け、たび重なる苦しみの子として、さまよう原理の異端として、突然変異で現れた植民地の孤児として、現れる意味の代理母にいじめられるための虚空の子として、今に処理されるための襤褸として、行為に支配される純粋な死の売人として、あらゆる開示を拒否しては、散漫な意識に保たれるものを守るためのガーディアンとして生きるほどに、補填されるものとは、憎しみだけであり、ルサンチマンにいたらされた今に欺瞞を用い、何かをひるがえすために絶えず破壊するようなバンダリズムを加速させるだけの暴力的なゴーレムどもが徘徊する銀河に迫る苦痛の通過点でまじわる本質などは、痛点を敏感にさせるために罪を再認識させることだけに専念するような正しさこそ放棄すべきである。