昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

回線を混濁させる呼吸法

野良猫たちの音頭が
聞こえる。
さわやかな呼吸法や、
約束をやぶるために、
約束を繰り返し、
くたびれたサラダを食べて、
廊下でひずむ君の
リズミカルや夕食や、
嬲られる身体や、
荒ぶる精神が規約するものは、
差別化を図るだけで、
まかり通るような、
正しさを吐き出しながら、
かましくつのる思いに
追従する影や、
悲観的にさえぎる日差しや、
勇敢さを破棄し、
快適さを謳うだけの
論理のぬかるみに嵌り、
はびこる愛が、
眼前で砕けていくのを、
見ることにより、
なにかを愛するということは、
暴力的であり、
なにかがないと、
成立しないような
やましさに迫られるための、
不潔な愛により、
快楽とはより増していくものであり、
自らの空疎さを増していくための、
アイロニーにより、
自らを苦しめるだけの
惰性な言葉に堕落し、
むしゃくしゃしたものを、
舌足らずに吐き出しては、
この退屈な余生にけりをつける的な、
ペシミスティックな発想により、
発言とは永遠を貪り、
投影されるものにより、
自らの呼吸をし難くし、
なにかを呪うことだけが、
能動的な発想のように、
あるいは自らの欠如を埋めるために、
他者を介し、
愛しているかのように
仕向けるような愛などは、
絶えず幼稚なものであり、
強請ること、
あるいはやましさを
撹乱するために依存し、
愛しているかのように、
勘違いをほどこすような
苦しみに貧するだけの、
少食な自己愛が暗示的に、
歓喜に触れるために、
皆に気づいて欲しいと、
強請るために、
保たれるものにより老け込み、
孤独に瀕していく。