昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

むしゃむしゃと食べる音のほとんどは罪の膿を食べる音だ


 どんなもんよりも、気持ちよいものをみつけてしまったから、君はもう必要ないのかもしれないし、末端になびく端末的な憂鬱や幽遠にひろがる、負担するだけの過去の布団から這い出て、介する間に理解とは深まるよりも、負担に変わるだけであるし、不安に変化し、限界を生み出し、浪々と過去を漁るだけの量と質の間柄から、星の悩みごとや、そこでそっと統合されるものが打ち出す正常さなどは、そことの差を埋めるための退屈な闘争へと、応用されるだけのここから、過去とは、じっと今に磔にされ、伝う冷や汗や、斡旋される朝や、差を埋めるほどに、魯鈍になる間隔は、感じるものをそこに埋めるための義務的なものを、愛と騙りながら、応用されるだけの真実とは、死に一歩近付くというよりも、死に寄り添い、揚揚と飛び越えることを知らずに、知らず知らずにしらじらしくなるだけであるし、感応することを知らずに、詩的な鍵を持たずに、ただ能動的な快楽の傀儡として、理解者を踏み躙る過去の慟哭の孤独な子供として、一律の卑下に繰り出される惰性的なモンスターとして、済世を謳うほどに、世界とは、窮屈な憐憫が打ち出す暴力的な総意だけが、こことの軋轢を洗い流すのだと、妥当な独裁者の毒性から、悪化していく対立に麻痺していく精神は、慢性的な自己嫌悪やら、躍動する真理が用いる万死から、満干に馳せる十全とした純情や、有するほどに邪魔になる価値の家畜として、相互する意識は、絶えず朗唱される真実の奴隷として、憧憬する道化として、収容されるだけの幼稚な権利を謳うほどに、ここで淘汰されるだけに至るような瞬間的な嗚咽やらが攻め入るセンチメンタルな余韻やらが、君を絶えず暴力的なものに構築するのでもなく、暴力性とは気質であり、育てられて暴走するわけでもなく、元から暴力的なものであり、暴走する者どもを支配するような死の恐怖だけが、掻き乱す森羅万象や、姦淫の罪や、簡易な罰やらが、独占する欲との対立に派生していく欲との終わらぬ対峙やらに、縫い付けられていく現時点に磔にされるよろこびにハッキングされ、完備された愛などは、簡単に消費されるための綺麗さを保つために、愛に隷属するから、愛がなんたるかを忘れ、愛とはただ愛され、愛することを消費するということに反し、用いられるものにも、持たされるものにも反し、突きぬけ、ただ互いの愛により、突き動かされていくことを知らぬから、短絡的な価値の中でしか働きを加えぬような愛などは、そこで果たすための義務的な愛の中でしか働きを加えず、外から用いられる制止を振り切り、負担にも思わぬからこそ、愛とは、制限もなく、際限も無く限界も持たずに、ただ愛するが故に忠実で、忠誠を誓うという契約を用いるよりも、互いを信じ突きぬけることに、愛と言う名ばかりの物すらも必要無く、ただ風化せずに、空間を引き裂き、悲観せずに、関するほどに深まる愛は、愛であることすらも忘れ、そこで愛が憎悪に変わっても尚、愛するが故に愛とは制限を持たず、満たされることもなければ、あらゆる愛とはバランスを保つために、用いられる愛と言う言葉を破壊し、言葉に変われば最後、愛に飼い慣らされるだけの愛とは、愛であることを保つことだけに構築されるものが愛であると騙るような独善的な修復や、祝福やらが、今に制裁を加え、すべてに制限を与え、すべてには限界があるなどと謳うような満たされない輩に指図されるようなサイズに収まるから、君はいまだに愛がなんであるかを知らずに、軋轢に苦しみ、繰り返し似たような愛の中でおざなりになる自己は、何が愛であるかも知らぬままに自我を抑圧し、抑圧が生み出す用済みの過去に苦しみ、そこで与えられる罰に酔い痴れ、誰かが与える罪の催しに参加し、散漫な儀式により、季節に織り込まれる応用されるだけの罪により、幼稚な策略を繰り出すだけの要因などを裏切るために、この生命とは姑息であるよりも、衝動的であり、照応するよりも逍遥し、容易なものから逸脱するためだけに、この命とは、制限があるわけでもなく、そこではデリカシーもなく、配慮することもなく入り込むから、無残な今で残骸になっても、悔いなどはなく、一瞬で燃え散るからこそ、ここに居ることなどは、なんでもないのだという強靱なニヒリズムにすら反し、燃え尽きる美しさに駆逐される彩度や、最後。