2019-03-21 孤独な国 うかれた果物たち季節が投函され世界はダイヤモンドのようにきらめいていそがしい鼻歌や傘をすてずぶ濡れのあの子にキスを送り私を殺めて出て行ったクリスマスは人知れず山中で遺体となって見つかりトナカイはひまわりになって鈍臭く夏を表現して凍てつく心も春になったらからからに乾いて叶わぬ祈りを続けて夏はトナカイにあげて秋は誰かのものになって冬だけは私と君のものだよって最寄駅もない朝に簡単に永遠を誓うから誰もが不幸せなままなんだよ。