昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

離床

思いを深める作業、
詐取にゆれる花、
儚い会話と、
朧気な月日、
永遠はその場にころがり、
仮の自分を成形するために、
他社の体を借りて、
あたかも自分が
あるような気分でいるから、
それは受動的で
便利な体であって、
単なる道具ってことに
気づかずに過ごす日々とは、
ただ飢えるだけで、
植え付けられるだけの、
空っぽなままの人形である。
ひとりでいるってことは、
愛を深める作業なんだよ。