昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

形跡

黒々とした愛が熟れて、
結末にこぼれ落ち、
延々ところがり、
継続され続ける所以や、
端々に実る影や、
軽薄さをたどり、
たどたどしく不埒な
悠遠を嬲り、
肥大化する思いの
膝掛けを君にかけて、
けだるい日曜日や、
粉末にされた日々が
ふりそそぐ、
高揚感にひれ伏す冬に
ふやけていく比喩が、
有閑に消え失せる、
簡素な結末や、
炭疽菌で出来た島に
住まう現実性を
捨てた鳥たちのビブラートが
聞こえる、
官能的な終わりに引き込まれ、
悲観的な関連性に
連動していく、
形式的なものに
悶絶するよりも、
身近な未熟さに
ふるえる余韻が、
インタラクティブになり、
担う今を、
強制的に似合うように、
去勢される。