昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すだく音

薪の焼ける音、静寂の誤解と、君の匂い、カルシウムを吸収する球体の中で調べる言葉、テレビから流れる感情はうなだれていて、長じる思いが闇を連ねて、踊り疲れた寂しげな通信、振動する痛みは地球自体の痛みらしいと、君は過去から受け取った思いを引き継いで、悲観的なノイズで今を欺瞞で汚すから、能動的ではなく、儚く契りを交わすことが、この生命を約束で加工し、回転する座標や、神と名付けられた途端に、宇宙は加工品に変わり、真意を求めるほどに事実とはかけ離れていき、逸脱する精神は、いつだったかあの日に交わされた確かさを枷に変え、制限を加えることにより、自らの世界性を狭め、旋回する意識は言い寄られるものにいいようにされ、些細な出来事に補完される苦しみを汎用しては、配備される愛から、感性を抜き取った骨と皮だけの異物である存在自体を示す物的証拠的な、この身体をアナグラム的に消費して、はめ込まれる言葉の数々が昇華されずに、ただ批判的な奴らが示す尺度により、時間的に更迭される計算的な相互から、悟性すらもなく、すらすら語られるものは、自分を守るためにでたらめに吐き出される言葉を盾にして、誰彼構わず攻撃を繰り出す痛々しい幼気な美しさに惰性に脱色を繰り返す彼女の加工品であるべく、無数の記録をでたらめに消費する境域から締め出され、国家から抜け出して、嫌いなものすら愛し、宗教的な愛を捨てて、本質的な愛に迫り、ニセモノだろうが、なんであろうが、この身に迫るものを受け入れ、経過するリズムと共に、永遠すら乗り越える。